夜、アイツの家に行きました。 不法侵入です。 アイツはベッドで 気持ちよさそうに 寝ていました。 月明かりのお陰で 顔がよく見えます。 持ってきた包丁が、 手が、 震えます。 それぐらい コイツが憎いです。 私の目から 涙が零れ落ちる。 それぐらい コイツが嫌いです。 ゆっくり布団を 剥ぎます。 心臓目掛けて 包丁を 振り下ろしました。