「はい」 私の名前は石田彩夏(イシダアヤカ)。 関東から転校してきた小学四年の女の子。 そう。 私は転校生だった。 君と教室で出会った瞬間から私達の恋は始まっていたんだ。 一通り自己紹介をした後、先生に促されて席についた。 今でも覚えてる。 あなたの席は一番左の列の真ん前。 私の席は真ん中の一番後ろ。 少しがっかりして肩を落としていたのを良く覚えているよ。