もうすぐ限界だと予想としていた5分がたつ。 光を放つ叶音の周りには負の怨念がまとわりついてきた。 強力すぎて浄化が追い付いていない証拠だ。 ---…ここまでだな。 助けようと動こうとしたら、 「邪魔だ!」 っ! 叶音が振り払うとさっきまでの怨念が一気に消えた。 「ほう…」 これは予想外。 まさかここで一気に浄化するとは… 「だが」 あれで終わりじゃない。 新しい黒いモヤがすぐに叶音に襲いかかった。 叶音の光の波動が少し小さくなった。