【綾香SIDE】 ちょうど3時間目が終わった後の 10分間の休憩時間。 いきなりわたしの机の前に あの山瀬さんが来た。 「藤野…綾香さんだよね??」 「あ…はい」 わたし…なにかしちゃったのかな…!? 「あっちで啓太が呼んでるよ??」 山瀬さんはある方向を指差して言った。 その方向を見ると本当に三木くんがいた。 わたしは慌てて立ち上がる。