【啓太SIDE】 俺は藤野に告白した。 その日から文化祭や体育祭があって 俺が藤野と会うことは 減っていった。 いや、ほぼないに等しかった。 そんな俺の頭からはあのときの 藤野が言った "お願い…誰のものにもならないで…" その言葉が離れなかった。 そんなある日。 俺は体育館裏に行った。 そう、呼び出されたんだ。 相手は同じ学年の女子だった。