「抜け駆けしてんなよ。」

あたりが暗くなるころ、寮に戻るとシュント言った。

あたしはよく意味が分からなかったけど、

隣のハクは不敵な笑みを浮かべて


「俺のもんだし。」

そう言った。



「えっ、何?なんの話し?」



「秘密」