「君可愛いね〜っどっか行こうよ」 そう言ってあたしの手を強く握る。 「やっ…はなしてくださいっ」 相手は東南アジア系の外国人。 体もおっきくて、独特の話し方をする。 怖い―…。 あたしは久々に男の人に 恐怖を覚えた。 「いくつなの〜?若いよねー学生?」 一方的に話しかけながら 男の手は腰に回る。 〜♪♪♪〜♪♪ 陸からのメールの受信音。 「あっ…ちょっとやだっ離してよっ」 「なんで?どこ行く?あ、お腹空いてるんじゃない?」 『たすけて』 あたしは、気がつけば 陸にそう送信していた。