オリエンテーリングの結果は、神崎の班が一番得点が高くて一位だった。 あたしは無邪気に喜ぶ神崎の姿を ただただ見てた。 こうして見ると、あたしは神崎にとって、他の女子と同じなんだね。 って当たり前か…。 別に付き合ってるわけでもないし…。 でも、あたしに接するのと同じように他の子に接するのを見ると、 胸がぎゅっと締め付けられる…。 「絢華っ」 「えっ…あ、なに?!」 「動揺しすぎっ」 「そんなことないしっ!」