あたしの名前は、 椎名絢華 地元の中学校に通ってる普通の二年生。 このクラスになってちょうど一週間。 少しずつクラスの雰囲気も良くなってきたみたい。 「おい、アホ」 ん? 「そこのアホっ」 バシっ! 「痛ーっ!」 「アホって言うたらお前しかおらんやろ。ちょ、俺の机にあるプリント取ってきて」 「はぁ?アホって言って頭しばいたくせに?」 「アホやししゃーない。頼むっ」 「優しい椎名さんが取ってきてあげるやん」