そのあと
あたしが落ち着くまで
金城くんは一緒にいてくれた。



『俺…自分のことみたいに悲しんでくれる人に初めてあったよ』

「ガラじゃないでしょ?」

『でも、すごくうれしかった。本当にありがとう。』

あたし、
自分で自分がわからなかった。

何で涙が出てしまったんだろう。

今までも、友達から相談されたことはあったけど、
ここまで、感情移入したことはなかった。


金城くんは、なんだか特別。