先生…ごめん、愛してる。【完】

  

       弟・真希
       義妹・美菜 ―


「…なんて事だ。」


 真矢は、言葉を失った。

 羚音は、一人…両親を傷つけたと思い、要らない子どもだと思い、みんなを遠ざけた。


「俊也くん、ありがとう。」


 真矢は、言って立ち上がった。


「椎、棗! 直ぐに病院に行くぞっ!!」


 そう叫んだ。



「すぐにご家族に連絡を。」


「はい。」


 看護師は、病室を出る。

 羚音は、昏睡状態に陥っていた。


「…羚音ちゃん…みんなが来てくれるからね。もう少し頑張って。」