“何も”知らなかったのは、私だった。 “生きていた”事に… 感謝しなければイケなかったのに…… 『いやぁぁぁっ!!』 『オラッ、来いっ!!』 『イイ声聞かせろよ。』 『いやぁぁぁっ、ヤメてぇぇぇっ!!』 「何だって?」 真矢は、聞き返す。 「前に進む為なの。」 「あの家の処理は、私たちに任せなさい。」 「ダメ。ちゃんと向き合って理解しなくちゃ。」 羚音は、全てを受け入れようと考えた。 「解った。カギを渡そう。」 「ありがとう、お父さん。」