あの頃…知らなかった。 君が俺をどれ程守ってく れていかを… 「……!!」 目が覚めて飛び起きた。焦って周りを見渡すと自分の部屋だった。 腕には、点滴の針が刺さっていた。 「失礼致します。」 聞き慣れたメイドの声に羚音は、安堵する。 「久しぶり。」 「羚音さまっ!!」 メイドは、驚いて絨毯に花瓶を落とす。 「すっ、すみません。直ぐに代えてきます。」 メイドは、花瓶を持って出て行った。 「…どうやって……帰って来たのかしら。」