君の気持ちを知れていたら…… 「綾、ご機嫌だな。」 車中も今の食事中もご機嫌の婚約者に言った。 「そう?…だったら城と居られるからだわ。最近私と居てくれてるでしょう?」 綾は、笑顔で聞く。 「そうか?」 「そうよ。一緒に居てくれて嬉しいわ。」 綾は、城を落とす為にあらゆる罠を張っていた。 「(ねぇ、城…あの娘のこと……どれくらいスキだった? 騙されてただけよね? あの娘に罰を与えても…いいよね?)」 綾は、愛しい人を見つめながら心で毒付いた。