ザ・ジャッジ

【ジャッジ・そのー２１】


「ねえ…キスしていい？」






…っといきなり彼から
キスを迫られた私。





今日いきなり
アパートに片思いの彼が
やって来て、

私に告白。






もちろん
即オッケーをすると
彼は一歩私に近付いた。






そして、
キスしていいか
迫られてるのが
今の現状。







どうしよ…






そりゃ憧れの人だから
キスしたい。






むしろこっちが
頼みたいくらいしたい。






だけど、
今…出来ない理由は…





この女の子は
お昼にニンニク料理を
食べたばかり。



歯を磨く暇もなく

告白されたのだ。






こんなニンニク臭で
キスができようか？





いやできまい！！






だけど……






いきなり
じらしたら

彼は去ってしまうんじゃ
ないか？






それだけが
不安で不安で仕方ない。






片思いだったから
彼のファンでファンで
仕方ない。






不安で不安で仕方ない…

ファンでファンで
仕方ない…






プクク！

うまい！！！






そんな
低レベルなギャグを
考えてる余地はない。






さっさとジャッジしろ。






はいはい、
ちゃっちゃと

ジャッジ！！！！







ー１ー

キチュする～







ー２ー

にんにくマンだから
しない。






さあ

ほんとにリアルに

これからの分岐点…






いいや、もうしちゃえ！






私は構わず
ー１ー
のキスするを選択。





………






それから数日後…






やっぱり逃げられました