ザ・ジャッジ

【ジャッジ・そのー14】




ウフフフフ







今私はニヤニヤしている







「ねえ~サヤなんか
機嫌いいね~

何かあったの~?」






ある喫茶店で
友達2人を目の前にして

ジュースを飲んでる私。







今言われた通り
とても機嫌が良い。






それは…







「サヤ。待った?」






突然聞こえる男性の声。







友達二人は振り返ると
そこには
背の高い男が立っていた







「え、え?誰?」







友達の1人がそう言うと
私はニコニコしながら
答えた。







「カ・レ・シ♪」







すると当然二人は驚いた







「ウソ!マジ!!!
いつの間に!!」







今日は
2人に内緒にしてて
いきなり
彼氏を紹介するという
サプライズを試みた私。







ああ…気持ちがいい…







……ん







よく見ると
彼氏の前のチャックが
開いている…







うわ…全開だ…







バレたら恥ずかしい…



どうしよ!!!!







さあ

ジャッジ!!!!







ー1ー

見て見ぬふり







ー2ー

何とか伝える







「羨ましいでしょ~★

それにしては、んん!!
今日は気持ちが
全開だな~、んん!!!

窓を全開に
開けたいくらい
暖かいね、んんん!!」







彼の目を見て
せき込んでも
伝わりませんでした。







むしろ
友達に伝わりました。







私は死にます