ザ・ジャッジ

【ジャッジ・そのー１１】

二度目の
ジャッジ！！！



私は
ー１ー
のついてくを選択。



男はニコリと笑うと、
喫茶店まで
私の手を引く…

が、目の前を
通り過ぎてしまう。


「ねえ…
どこまで行くの？

そこの喫茶じゃないの？」


「ハハ、すぐそこさ！」


と、連れて行かれたのは
遠くの喫茶店。


なんで近い方に
入らなかったんだろ…


とりあえず席に座り、
飲み物を注文する２人


「俺ヒロト！

最近越してきたばっかで
友達いなくて、
君に声をかけたんだよ」


しばらく
お互い話をしてると
ツカツカと
こちらに向かってくる音が
聞こえてきた。



店員…？

と思いきや
ハイヒールの音。



振り返ると
イケイケのギャルが
憤怒の顔立ちで立っていた。



「アンタ…
前に私をナンパした
ヒロトだよね？

付き合うって言った次の日、
何で携帯解約したの？」



ギクッとその男は
顔が固まる。



あんれ…？

この展開…



「あんた何人にも
最近この辺に
越してきたって
言ってるみたいじゃん？

さっきも私が居たから
あっちの喫茶に
入らなかったんでしょ」



ギクギク！！



その図星ゆえ
ますます男は固まる。



「そうやって何人も騙して…

女をなめんなよ！！」



バシ！！！



平手打ちを食らった
男はその場にバタンと
椅子から落ちた。



「二度と
この辺うろつくな！」



女は
そう捨て台詞を吐いて
来た道を去ってゆく…



…どーしよ



私はその男に近付くと…



バシ！！



何故か平手打ちをして
その場を去った。



ただ、
なんとなく
殴ったとです。



もともと
ー２ー
の逃げるを選択した
アナタ。



そうです。

大正解。

男を見る目が
あったのです



でも意味なく殴るのは
止めましょう