遠い昔、人はまだ生まれておらず 【神】だけが存在していた。 神は、自分の持つ力で、人間を作ろうと考えた。 しかし、失敗してしまった。 上半身は人間の形をしているが、下半身は ─まるで魚の様。 神はそれを【人魚】と名付けた。 神は人魚をどうするか迷った。 しかし、その姿、形が、あまりにも綺麗だったため、 【地球】という星の海に住ませることにした。 神の持つ力を ほんの少しだけ与えて─…。