「何?どうしたの? あ、何か付いてる?」 慌てて顔を触ってみる。 「いや、違う。何かさ、その ごつい弁当箱を持ってる柚梨が、 めっちゃ自然に見えるのが おかしくておかしくて!」 自分で言っておいてツボに入ったのか、 遂にゲラゲラと笑い出す。 殴っていいかな? 今度は私が呆れ顔で優を見る。