「おはよ。」 「お、おはようございます!」 あたしは慌てて蓮さんと向き合った。 「気分はどう?」 そうだ…… あたし蓮さんと話してる途中に倒れちゃったんだ―…… 「美砂…君のことを調べさせてもらった。」 ―ビクッ! 「もうそのことは思い出さなくていい…。今日からここが美砂の帰る場所だよ。」 そう言って蓮さんはあたしを優しく抱きしめた。