運命の糸

【研究所の糸ー19】



~振動よりおよそ10分前~








うまく
地下施設に入り込んだ
螢・祐平・永斗の三人は

白衣を着て変装し
周りの目を誤魔化しつつ

散策をしていた。







と言っても、
上に居た時より
この地下施設は

研究員が
ずっと少なかった。






「オイ…
何か怪しい匂いが
プンプンするな…」






このコッソリと
研究しているとこが、
何より怪しかった。






螢がそう言うまでもなく

2人も
そう感じているようだ。







「お…
あそこに
コントロールパネル室が
ある…」







祐平が指差す方に
施設管理の
コントロールパネル室が
あった。







「……行くんか?」






永斗の問いに
2人は迷わず頷く。






考えてることは同じ、
この施設全体を
操作しようというのだ。







「…分かった…

行くで…」







永斗は先立って、
目の前にあるドアを
開けた…