運命の糸

【研究所の糸ー16】



暗~い

何も見えない階段を
手探りながらも
朋樹は降りていく。






こんなとこ…

もうヤダ…







そう嫌気がさしてきた頃

ようやく長い廊下に
たどり着いた。







ここは……?







なんかの施設資材が
ゴロゴロしている…





薄暗い廊下に
薄暗い部屋……







ガラス張りの
ウィンドウの部屋には
いくつかの
培養液に入ったビン筒が
並び、

異様な空気を
漂わせていた。







「なんだ…ここ……

一体……
何を研究してるんだ…

あの女…」







未だ
その目的は分からず

自分達の拉致の意味も
理解出来なかった