運命の糸

【脱出の糸ー17】



スッカリ
礼子ワールドに
巻き込まれ、

2人はまだ登り始めて
間もないところにいた。







「ほんじゃあ
行きますか!」







そう言い、
サクサクと進み出した。







朋樹も遅れず、
しっかりとついてきた。







よく分からないけど、
礼子のハチャメチャな
性格のおかげで、

自分が死ぬことを
完全に忘れてしまった
ようだ。








「ぜんた~~い止まれ」








急に歩くのを止めた礼子



早くも
疲れたのだろうか?








心配して
朋樹が話しかける。







「ど、どうしたの?」







すると
礼子は指を
森ぐるりとさして、
笑顔で答えた。







「囲まれてるって★
六人居るよ」







その言葉に
朋樹は「?」と
なっている。







周りを見ても
闇で何も見えない。






…そう思った途端に

草むらから
ガサガサと音が
聞こえてきた。







見ると、
それは武装した怪しい
集団であった。








礼子の言うとおり
完全に逃げ場を失い、
朋樹の脳には
「これはもう駄目だ」

と即座に理解出来るほど
見事に囲まれていた。








「…大人しくしろ。
もう逃げ場はない…

騒がなければ
痛く気絶させない…」









武装した内の1人が
礼子と朋樹に言い放った