運命の糸

【脱出の糸ー16】



「とにかく早く行くよん

そろそろ
お腹すいてきたし…
その辺に
セブンないかな?」







真剣に、
森の中のコンビニを探す
礼子。







当然あるわけがない。







すると礼子は立ち止まり
いきなり大声をあげた。







「キャーーー!!!!」







森中届くような
甲高い声は、

辺りに
木霊して響いていた。







「ど!
どうしたんですか!

礼子さん!」







朋樹は慌てて近寄ると
礼子は木の枝のとこを
指さしていた。







「ク、ク、ク、クモ!」







そこには珍しい色をした
蜘蛛が、

糸の上を伝っていた。







「なんだ……
ただの蜘蛛じゃないか…」







その蜘蛛を手に取り、
チョイチョイと
いじってみた。







しかし、
こんな蜘蛛に
怖がるなんて、

礼子も女の子なんだな…





…っと思っていたら
礼子はツカツカと
近付いてきた。







そして
朋樹が持っている蜘蛛を

ヒョイと取り上げると
嬉しそうにいじり始めた







「くっは~~~
私最近蜘蛛に
ハマってるんだ~!

かんわい~」







朋樹はそれを
唖然と見ていた。







う~ん
この子には、
怖いものなど
あるのだろうか?








そう思った
今日この頃でした