運命の糸

【脱出の糸ー13】




「アハハ…ハ…」







さすがの永斗も苦笑い。






超単細胞の男に
愛想笑いしか出なかった







「よし!
じゃあ行こう!」








白井は大声を上げ、
気合いを入れる!








ここは元気を出して
行くしかない。







そこでフと
あることを思いついた。








…そうだ、
ここでアイツらを
捕まえたら、
警察に誉められ

そのまま
エリートコース
まっしぐら!







これを機に、
手みやげとして
悪人を警察に売り渡し、

刑事になろうという
打算的考えが、

白井の単純な思考回路を
巡った。







「善は急げだ!
こんな山道何とも
ねーぜ!」







ウキウキ気分で歩き出す
白井。







だが、
次の瞬間…








何か鈍い音が
聞こえたかと思えば、

地面が近付いているのに
気付いた。









あれ……?







なんだこれ……?







俺………?








ドシャ…!!







勢いよく倒れ込む白井。







どこかで

何か叫び声が聞こえた
気がした…