運命の糸

【捕らわれの糸ー14】



多少螢の凄みを感じて
パニックになっていたが

よくよく考えたら
螢なんかよりも
この今拉致られた現状が
ヤバいと
思わなければいけない。








冷静になった祐平は
逆にまた頭が
パニックになりそうな
現状に気付く。









ウチらをさらって
身の代金か?

それとも何かの人質か?

テロリストの
可能性もある。







どれにしろ、
命の保証が
あるものではない。








それが余計に冷静さを
かき消さんとしていた。









「ん……」








倒れてる4人は
生きているものの
まだ目を覚まさない。


先程から
こんな風に寝相はうつが
起きる気配がない。







「ち。
いい加減起こすか」








そう言うと螢は
重い腰を上げ、
1人づつ
ほっぺを軽く叩き
全員の目覚めを試みた