運命の糸

【捕らわれの糸ー10】



ともかく
制裁じゃないことに
安心しきった
祐平と朋樹は、
ぼんやりと気楽に過ごし

白井は白井でゲーム

永斗は漫画を見て

螢は眠っており

礼子は自分の枝毛を
数えていた。







皆が揃っても、
なかなか姿を現さない
ヒゲティー。




時計も6時をまわり
ダラダラも
ピークに達しそうだ。








そして…








ガシャン!!!!







事態は思わぬところで
やってくる。








平和そうにしてた
教室のガラスが急に
割れた。







「何だ何だ!?」







祐平は声を上げ
一同は割れたガラスを
見上げた。







しゅ~~~!!!!






床から煙のような物が
吹き出している。







ガラスに衝撃があって
割れたのではない。


廊下から
「何か」を投げ込まれて
ガラスが割れたのだ。







その「何か」から
発する煙は瞬く間に
教室中を覆った。







突然のことで
皆固まっていたが、
祐平の合図で
我を取り戻した。







「みんな!逃げろ!」







しかし、
その言葉は遅く、
煙を吸ってしまった
朋樹・白井・
永斗・礼子は

その場に倒れてしまった