運命の糸

【捕らわれの糸ー9】



「じゃあこれで全員か?」







白井がそう言うと、
螢は全員の顔を
じっくり見た。







「いや……
全員じゃねえ

あと1人だけ…」







そう言いかけると
教室の外から
いやに陽気な歌声が
聞こえてきた。








「フフ~ン♪

アナタのハートに
ミルクシェイク~♪
イエイイエイ・カモン!
骨粗しょう症も
怖くない~♪
健康オジサン
八橋ダイエット~♪
だけどリストラは
怖い~♪
今だ合体トランス
フォーマー新聞戦士
最強だ~♪
でも奥さんチンピラ~♪
マジ怖い~♪」









何か聞いたこともない
歌詞を歌い、

教室のドアがガララと
開いた。







「イエイみんな。

バラちん再放送
始まるから
ここのテレビつけて
いいかな?」







入って来たのは叶礼子。





早速テレビを
つけようとするが、
電源を入れてもつかない







「あ、叶さん…
確かそれ壊れてますよ…」







朋樹が立ち上がり、
礼子にそう教えた。



すると…







「マジマジまじんこ?

しょうがないわね~~

トモトモ教えてくれて
ありがと★」







「トモトモ?!」







勝手に
あだ名をつけられた
朋樹は

変な裏声を上げた。






どうやら礼子も
呼びつけられた
メンバーの1人らしい…