運命の糸

【真実の糸ー27】




ふと、
自分の足に
手をやる黒川に気付いた







痛みが激痛過ぎて、
触られている感覚も
なかった。







動けないことが分かると

黒川は
永斗をゆっくり
床に下ろす。







そして、
そのまま永斗に向かい
クルっと背を向けた。







ほら……




思った通りや……







そう思っている永斗。



すると…







背を向けたまま
黒川は腰を下ろし、
そのまま勢い良く
永斗を担ぎ上げた。






「な……」







その行動に
永斗は理解が
出来なかった。







すると黒川は
やれやれと言った感じで
永斗に声をかけた。






「だから昔から
言ったでしょう
坊ちゃん…

高いとこに乗るのは
危ないと…」







それだけ言うと、
永斗を背負いながら
出口求めて歩きだした