運命の糸

【真実の糸ー14】




「このババア……

絶対許せねえ…」





螢は会長を睨みながら
拳を握り締める。





「俺も
コレは酷いと思う」





白井は殺気を込め
顔を上げた。





「人の命を弄ぶなんて…

ネネちゃんも
こんな為に生まれたのは
信じられない」





朋樹は強く言い放ち
真っ直ぐ会長を見た。






「ヘドが出る。

俺の大事な脳…
先代までの脳を
いじくられるなんて
死んでもごめんだ」





ふつふつと
怒りを込める祐平。






全員一致で
敵はあの2人。





この命を弄んだ行為に
怒りが爆発した。





「フフ……
大事な後継者を
生む為には
どんな事もするわ…

永斗も馬鹿ね…
ずっと黒川の監視の元に
データを
採集されてたのを
気付かないなんて…
ご苦労様
もうお別れよ」






「………」






聞こえてるか
聞こえてないか
分からないが、

倒れている永斗の背に
会長は冷たく言い放つ。






さて、
この子達にも
もう用はない…





ここまで来た
データの採集は
全て監視カメラにて
収める事ができた。





細胞も採集したし、
用済みは
処分するしかない。





会長はスッと手を
上げると、
息を吸い込んだ。





これは外で待機してる
仲間達への合図。





声をかけると同時に
この部屋に何十もの兵が
飛び込み、

六人を一網打尽に
できる手筈だ。





ここまで
全て占い通り…






会長の占いには
六人がこの部屋に集まり
一気にまとめて
全員捕まえる。



そして、
その後は記憶を操作し、

この子達は一生
この施設で
働かされると言う

何十年先まで
予知できていた。







さあ……

終わりの時よ…