【紡ぐ糸ー10】
一方的に
電話を切られた祐平は、
少しの間・唖然。
いきなりかかってきた
電話に、
まだ心臓が
ドキドキしてる。
「う~~ん……
前に人間より怖いモノと
命がけの
戦いをしたことが
あるのに…」
それでも螢だけは
そこらにいる不良とは
ワケが違う。
あの悪魔のような目…
まさに修羅である。
屋上で見た
そんな彼を
思い出していた。
だけど…
「あんな怖い人が
『ヒゲティー』だって
クスッ。
なんか可笑しいなあ」
担任を
普通にニックネームで
呼ぶ螢が
いやにかわいらしく
思える。
「……意外に
面白い面もあるんだな…」
もしかして
もっとよく話したら
更に違う一面も
見えるかもしれない。
「そうそう、
例えばマザコンとか
妹とかにベッタリとかな」
当たっていた。
そんな
勝手な想像をしつつ、
今日も遅くまで
星を眺める祐平であった
一方的に
電話を切られた祐平は、
少しの間・唖然。
いきなりかかってきた
電話に、
まだ心臓が
ドキドキしてる。
「う~~ん……
前に人間より怖いモノと
命がけの
戦いをしたことが
あるのに…」
それでも螢だけは
そこらにいる不良とは
ワケが違う。
あの悪魔のような目…
まさに修羅である。
屋上で見た
そんな彼を
思い出していた。
だけど…
「あんな怖い人が
『ヒゲティー』だって
クスッ。
なんか可笑しいなあ」
担任を
普通にニックネームで
呼ぶ螢が
いやにかわいらしく
思える。
「……意外に
面白い面もあるんだな…」
もしかして
もっとよく話したら
更に違う一面も
見えるかもしれない。
「そうそう、
例えばマザコンとか
妹とかにベッタリとかな」
当たっていた。
そんな
勝手な想像をしつつ、
今日も遅くまで
星を眺める祐平であった



