どんな洋服も着こなしちゃう冬可に見惚れつつも、『…じ、じゃあ、行こっ』ばれないように取り繕うと、冬可と手を繋いで家を出た。



外に出ると、既に迎えの車が来ていた。

いつも通りの黒のベンツ。
(…こんな車じゃ目立ってしょうがないが、コレしかないらしいからしょうがない。)



これに乗りこんで、冬可が勝手に決めたお店に向かった。