ヒマリュウ-Ⅱ- 〜08.11-【番外編】追加〜




『ん……っ…ぁ…』



触れるだけのキスから、深いキスに変わる。



冬可の、溶けるようなキスに酔いしれながら。

…それでも必死についていく。



『…ふ…っ……はぁはぁ…』



肩で息を整えながら、名残惜しそうに、離れていく冬可の唇を目で追う。

その視線に気付いたのか、「そんな顔すんなって」いつにない優しそうな顔で微笑むと、頭をポンポン…と叩いてくれた。