――――… ――… 「んじゃ、俺は帰るわ」 スゴイ盛り上がりだったパーティーも、今は各チームの総長がいるぐらい。 さすがに総長なだけあって、落ち着いているためそこまでうるさくない。 いつの間に解散したのか…、冬可に集まっていた人達がいなくなっていた。 そしてヒラヒラ…と、手を振って出て行こうとしているのは、他の誰でもない冬可。 『うん、バイバイ!!』 いつもなら嫌な別れも、つい数時間前の出来事がなかったことになるのなら、これこそ嬉しいことはない。