まだ息は乱していたが、室内に広がるのは暫くの沈黙。 「…俺はサインした。見れば分かんだろ?」 お前が書けば、それで俺達の関係は終わりだ。 …が、沈黙を破り。 残酷にも近い言葉を吐いたのは、他でもない冬可だった。 驚いて、下に向けていた視線を凛々さんに向ければ、…悔しそうに唇を噛んでいた。 その顔からは、気持ちが痛いほどに伝わって来る。