[冬可?] そう声がした方を見れば、…やっぱり、というか何と言うか。 何度見てもキレイと言える要素しかない、凛々さんが立っていた。 「話があるの。…そちらの方も関係する話が。」 「…あぁ。」 言うなり、スタスタと城…いや、家に向かって歩いていく凛々さん。 その背中は"着いてこい"とでも言っているような…そんな無言の圧力。 あたしたちも、手を繋いだまま後を着いて歩いていった――…。