今、この部屋にはあたし.冬可.舞.恭哉.そしてふたり……の六人。 どうしても、四人になる必要がある。 …簡単なんだけどね。 『…あ!!』 「桃?どうしたの?」 『学校にさ、ケータイ忘れて来ちゃったんだけど…舞と恭哉で取って来てくれない?!』 「あたし達が?…えー…」 『……ついでに、ちょっとならデートしてきていいからっ』 「うん、いいよ!!」 「じゃあ、待っててね☆」 "行ってきまーす"と同時に、2階の扉が閉まり、ふたりがいなくなった。