――――――… ―――… 「桃、おはよ」 『おはよー』 舞の怪我から二週間とちょっと。 治癒力は高い方なだけあって、今は左腕に巻いてある包帯だけしか、目立つ傷はなくなっている。 『傷は?大丈夫?痛くない?』 「大丈夫!!てか、毎日聞く〜。大丈夫だって。」 …が、心配は心配。 舞の言う通り、あたしはこの質問を毎回していた。