友達同士、話に花を咲かせる女子高生。 頬を赤らめて、楽しそうに喋る初々しいカップル。 いかにも放課後、ここに来るのが当たり前かのようなカップル。 …それは多種多様だが。 あたしたちは、そのどれにも当てはまらない。 …――強いて云うならば、1番最後なのだろう。 もうあたしたちは初々しく、頬を染めたりなんかしないのだから。 「…話って?」 『うん。よく聞いてね?』 ……あたしの決断は、間違っていたのだろうか? だとするなら、正しい決断とは……?