「あ、桃。おはよー」



なのに、いつも通りの態度。

…なぜ?



『…その傷、なにあった?』


「あ、コレ?ただ転んだだけー…で納得する?」


『…しない』


「だよねー…」



視線を泳がせて必死に考えているが、多分…いい言い訳はなにも出なかったのだろう。

はぁ…と、溜め息を吐いて。



「昨日、」



観念したように話しはじめた。