そのほか、他愛ない話をしながらたまり場への道を歩いていると、「…ちょっと」前から歩いてきた人物に、いきなり声を掛けられた。 反射的にその人物へ視線を向けて…固まった。 『……朝の』 「えぇ。」 朝とは違う、自信に満ち溢れた顔。 あたしとは違う、上品に巻かれた髪。 程よく施された、"凛々"の顔に合ったメイク。 そして、大人っぽい格好。 …全てがあたしとは違い、あたしの上を行くものだった。