尚くんのお姉ちゃんが、もの凄い血相で尚くんを迎えに来た。「あんたが返ってこないと、私がお母さんに怒られるじゃない」尚くんもお母さんという言葉に動揺する。緊張が走った。。。 「今帰るよ。」という尚くんの声のトーンがどこかおかしい。 私は少し不安な気持ちになった。 .....家に帰ると、やっぱり両親が喧嘩をしていた。私は耳を塞いだ。早く時間が過ぎろと。早く大人になって、こんな家からでなくちゃって。そう思いながら。