佑『離してよっ、もう直哉なんて知らない!!』



直『ちょっ…待って。悪かったって。話聞いてよ。』




───────………ぅん。まぁあたしの勘はまずビンゴだな。今の状況からして……………






「ケンカだね。」



俊『ケンカだな。』



まぁ大方直哉くんが何かしたんだろう。



「直哉くん今回は何したの?」



俊也くんなら大抵知ってるはず。



『いや、知らない。』




即答で返ってきた返事。ってことは昨日何かあったのね。それか今日の朝って可能性もある。




佑『信じられない!!まさかあんな所で…』




あんな所?でナニをされたのかしら佑実は。俊也くんも気になってるみたい。(顔があたし同様ニヤけてるから。)




直『悪かったって!!でも理由があんだよ!!』



その理由、すごく聞きたいわ。



あたしがすっかり2人の会話に聞き入っていると後ろからすごい力で引っ張られて、あっというまに廊下にでていた。




あたしを引っ張ったのはもちろんのこと俊也くん。