20分ほど車を走らせたら高そうなマンションが見えてきた




「着きましたよ」



「凄いとこに住んでんな」



「見た目より安いんですよ」



そんな会話をしながら湊の部屋にお邪魔する




「片付いてんなぁ…」



「物がないだけですよ」


微笑みながらスーツを崩す姿は男の俺から見ても目が釘付けになってしまう




「水谷さん、シャワー先にどうぞ」



「ありがとう」




シャワーからあがると湊はソファで寝息をたてていた





(本当こいつハンサムだなー…
俺より背高いし、金持ちだし、モテるだろーな)




気がつくと俺の手は無意識に彼の髪の毛をすくっていた




(何してんだ俺っ!)




「ん…もうあがったんですか」




ビクッ



「あ、あぁ起こしちゃった?」




「いえ、なら俺もシャワー浴びてきますから、眠いならベッドで寝てください」



「お前はどこで寝るんだよ」



「一緒にベッドで…なんてね。僕はそこら辺で」



「そこら辺って…いいよ。俺ソファ借りる」



「駄目ですよ。体壊したりしたらどうするんですか?!」



「それはこっちのセリフ!
まぁとにかくシャワー浴びてこいよ」



「あ…はい。」



絶対にベッドで寝てくださいね!って何度も振り返って風呂場に行く