教え子の甘い誘惑

ニヤッと笑いながらベッドから下りた彼を、涼子は困り顔で見る。

「学校ではオイタしないようにね」

「それはセンセとも約束しているから大丈夫♪ さて、明日からテストだし、最後に声でもかけに行こうかな」

そう言って意気揚々と扉に手をかけた彼だけど、不意に真面目な顔で振り返った。

「あっ、オレ、言っておくことがあったんだ」

「何?」

「美咲のこと、アンタにも譲らないから」

低い声で出された言葉は、アタシならば腰を抜かすほどの迫力を持っていた。

だけど涼子は平然として、手を振る。

「なら奪われないように、あのコを困らせるのはやめなさい。あのコが苦しんでいるようなら、遠慮なく、奪ってみせるから」

「やれるもんならやってみなよ? いつでも受けてたつからね」

「はいはい」