教え子の甘い誘惑

大事そうにアタシの顔を両手で包み込み、また唇が近付いてくる。

「ちょっ…んんっ!」

抵抗する暇なく、再び唇が重なる。

あたたかく、少し湿った彼の唇が、今度は角度を変えて何度もアタシの顔に触れる。

「やめっ…、世納くんっ…!」

「華月って呼んでよ。美咲」

「なっ! 呼び捨てで…」

「アメリカじゃ、当たり前のことだよ」

「ここは日本よ」

せめてもの反撃の言葉も、再びキスで塞がれる。

「大好きだよ、美咲」

耳元で甘く囁かれ、膝の力が抜ける。

けれどすぐに彼の腕がアタシの腰に回り、引き寄せられた。

「他の誰にも見せたくないぐらい、大好き。オレがこんなに独占力が強いのは、美咲のせいなんだよ?」

「うっそ…。なら、アタシを困らせるようなこと、しないでよ」