「みんなー!
同じクラスの白石頼子ちゃんが、部に入ってくれるって!」

部室の中にいたのは、3人の女子。

本人と合わせて、陣野A.B.C.Dって感じだ。


陣野さんは、教室にいる時よりも生き生きとしている。

ここが彼女のホームなのか。

私は何と言う完全アウェイ……

3人は口を開けて私の金髪をみつめ、それから固まった笑顔を私に向けた。

そりゃびっくりするよ!

私もここ来る予定なかったから、ごめんねっ。

「私以外は、みんなA組なの。
今日は初めてだから、今までの部誌でもみてもらってー…」

「は、はい」

座らされた机の上に持ってこられたのは、単色刷りだけれどしっかりと製本されたA5サイズの本。

パラパラとめくってみると、うへぇ…文字ばっかし!

まだ漫画研究部のほうが良かった。

私は後悔しました。