おにんぎょさん



[岡田さん、昨日から家に帰ってないんですって……あ、先生の従姉、見つかったの。]



    ・・
[まじ?真子ちゃん見つかったんだ?]


先生の明るい声で、
従姉は無事だったと感じ取り皆、喜びの声をあげた。


───ただ昔と変わらない姿だったなんて
  言う必要、ないわよね?


自分のことのように喜ぶ生徒達を見てそう思っていた


ただ敦子だけ、
後ろに置かれた見慣れない人形をみつめていた。