いじめ【嫉妬】

「なんでそらすの?」

少し声が低くなった。

「ねぇ、なんで?なんであたしはいつも

2番なの?」

え…

「あたしは…あんたの2倍は努力してると思う。

けど、ユリには負ける。いつもいつも。

少しぐらいハンデをくれてもいいんじゃない?」

…はぁ?

ハンデ?なんの話?あたしに負けろとでも

いうの?そして勝たせとでも言うの?

「…っ」

花音は体育館へと無言で歩きだした。

それにつられて、あたしも歩き出す。

ついて行っているわけじゃない。

ただここで待っていても、どうせ暇だから

すでに体育館にいる女子とでも話そうと

思っただけ。