いじめ【嫉妬】

「お母さん? どうしたの? 」

一体何があったんだろう。

「ズッ… 」

鼻水をすする音が聞こえる。

完全に泣いていると判断できる。

「…。」

ちょっと心配になりながらも、お母さん

からの返答がくるのを待つ。

「…あのね、ユナが…いじめにあってた

らしくて…」

「え…」

ユナとはあたしの妹だ。

サッパリした性格で、顔や技能はお母さん似。

あたしとは正反対とも言っていいほど違う。

あたしはお父さん似だ。

昨日はあんなに誕生日だと言って嬉しそうに

ケーキを頬張っていたユナ。

何事もなく、幸せそうだったのに。

「ユナ…お母さん似だったから

いけなかったんだろうね…」

お母さんの細い声が聞こえる。